青汁に含まれるカリウムは健康に役立つミネラルです。ミネラルは体のあちこちで水分バランスを整えている重要な栄養素になります。他にも血圧を調整したり、細胞の働きを増やしたりすることも可能です。
特にナトリウムをたくさん摂取しがちな現代社会においては、その青汁に入っているカリウムの情報性が見直されつつあります。積極的に青汁を飲んでカリウムを取り込みましょう。
目次
カリウムのおおまかな働き

人の体になくてはならない存在
青汁に含まれているカリウムは、人間の体に必要なミネラルの1つです。その役割は多岐にわたっており、代表的な内容として細胞の浸透圧の調整や酸とアルカリの均衡を維持したり、筋肉の収縮などが挙げられます。
カルシウムやビタミンを多く含むことでよく話題になる青汁のように、広く認知されているわけではありませんが、重要性に関してはカリウムやナトリウムも看過できない存在です。
塩化ナトリウムとカリウムの特徴
成分 | 特徴 |
---|---|
塩化ナトリウム | 食塩の中に含まれている塩化ナトリウムは必須ミネラルであるが、摂りすぎると様々な症状を引き起こす。とくに塩分の高い食事をすると高血圧になる傾向がある。 |
カリウム | 厚生労働省が発表した一日に必要なカリウムの量は男性で2500mg、女性で2000mgとなっている。人にとって必須の元素であるカリウムは、生命活動にとって重要な要素を含む。 |
カリウムを積極的に摂ろうと思えば、野菜をたくさん食べるか青汁を飲むかになります。カリウムはミネラルの中でも必要量の多い多量ミネラルに分類されており、その重要性はそこからも見受けられるでしょう。
血圧を下げて高血圧を防ぐ
体内ではカリウムとナトリウムが血圧を調整しています。青汁に入っているカリウムは血圧を下げ、ナトリウムは血圧を上げる働きをしています。
もちろん、血圧が高くなる原因は血管の詰まりであったり、血液のドロドロであったりするため、カリウムを摂取すれば即座に解決するわけではありませんが、少なくともカリウムで状態を緩和できます。
健康状態を維持するためには一朝一夕にはいきません。日頃から気をつけるべきことを実行しておくことが大事だと言えるでしょう。
- 適度な有酸素運動を週3日か4日は行う
- ストレスの溜めない生活を送る
- 規則正しい睡眠時間を取る
- バランスの取れた食事や青汁を飲む
カリウムで腎臓の機能が向上する
体の中で腎臓は血液中の老廃物を漉し取る役割を担っています。濾し取られた老廃物は尿素となり、体外へと排出されます。
腎臓がしっかりと働いていると、血液中の無駄なものがどんどんと濾し取られていくので血液循環が良くなります。
カリウムをしっかりと摂っておけば腎臓の働きが増します。これによって浮腫みの解消など様々な効果を生み出します。
ジャンクフードや加工食品には塩分が多量に含まれています。このような食生活を続けることで腎臓の機能はどんどん弱まるでしょう。
どうしても時間がないということなら、いつもの食事に青汁を組み合わせてください。そのように身体のことを意識することが重要なのです。
酸素の活性化には必須
効果的にカリウムを摂ろうと思ったら、手軽に飲める青汁がおすすめになります。粉末タイプの青汁なら水分に混ぜるだけで必要な栄養素を摂取できます。
そして血圧とは血流の勢いのことですが、カリウムを摂って血圧を下げると血液の勢いが減るというよりは、少ない勢いでも血流が循環しやすくなります。つまり、スムーズな血液循環が行われるということです。
酸素を十分に受け取った細胞は活性化します。身体中の細胞が活性化するとエネルギーが効率的に消費されるので、脂肪燃焼などにも繋がる可能性もあるのです。
青汁にも脂肪の燃焼を促す作用がありますので、カリウムを含む青汁を飲むことでダイエットの効果にも期待できると言えるでしょう。
手や足のむくみを解消
手や足のむくみが生まれる原因の1つに、ナトリウム濃度の高まりがあります。ナトリウム濃度が高いと身体は水で薄めようとします。これにより、必要以上の水を体に溜め込むことでむくみへと繋がります。
つまり、むくみを解消するためには水を減らすことよりも、ナトリウム濃度を下げることの方が重要です。そこでカリウムの出番ということです。
カリウムにはナトリウムを排出させる働きがあります。ナトリウムが減るということはつまり、ナトリウム濃度が下がるということです。
塩分の多い食材を食べた際にもカリウムを意識的に摂り入れれば、その影響を緩和できます。ナトリウム濃度が下がった状態では水を飲んでも溜めにくくなっているので安心です。
減塩対策をした食事を取ることも大事ですが、毎日の健康対策として青汁を飲むことも良いでしょう。
利尿作用によって細胞の水分量を調節
細胞の水分量を調整することもカリウムの重要な役割です。細胞の膜は液体を通すことができるようになっていますが、特に理由なく液体が出入りすることは体にあまり良いことではないので、濃さを活用した浸透圧によってある程度制御されています。
そこでカリウムを摂取することで細胞の水分量を減らすことが重要になります。水分を含みすぎてパンパンになっている細胞がたくさんあるよりは、しっかりと水分が一定に保たれている細胞が多い方がいいのは明確です。
むくみは細胞が水風船のように膨らんだ状態
カリウムよりもナトリウムが多い場合は、基本的に細胞が水分をどんどん吸い込みます。細胞の膜にはある程度の弾力があり、水分を含めるようになっています。
それ自体は細胞が生きていく上で大切なことでもありますが、逆に水分を含みすぎてしまうこともあります。このような形の水分がパンパンになった細胞が集まっていると、そこにむくみが生まれます。
水風船のような細胞がたくさんあるのがむくみの原因ということです。つまり、水風船のようになった細胞から適度に水分を抜くことができれば、むくみの解消も期待できます。
血液内のバランスを保ってくれる
人間の血液中には赤血球や白血球、血小板などが含まれています。それらの物質を包み込む液体の成分を血漿と言います。
血液をサラサラにする効果が青汁にはあるといわれており、血中の水分を一定に保つためにはカリウムを適度に摂取するべきだと言えます。
血液は体のいたるところまで酸素を運搬しています。そのため、カリウムを摂取して血中の水分バランスを整えることはむくみの解消だけでなく、冷え性などの緩和に繋がります。
青汁がむくみや冷え性に効果があるとされているのは、このカリウムの働きによるところが大きいと言えるでしょう。
カリウムの過剰摂取は高カリウム血症を引き起こす
しかし青汁をいくらたくさん飲んだからといって、カリウムの過剰摂取にはつながりません。ただ大量に飲むことで副作用が起こることも考えられます。
青汁の副作用についてはこちらで詳しく紹介しています。→飲む前に知っておくべき!青汁によって引き起こされる副作用や症状まとめ
水分が足りていない細胞が引き起こす問題は多く、腎不全や四股の麻痺などにも繋がることがあります。青汁に含まれるカリウムは、多く摂っても少なくてもよくないということです。
血圧が低くなりすぎるのもあまり良いことではありません。血圧とは血を送るための圧力なので、あまりにも血圧が低いと血液を送る力が弱いということです。血圧は高すぎても低すぎても良くはなく、ある程度のところで安定させる必要があります。
血圧を安定される目的で青汁を飲む人も少なくありません。野菜が凝縮された青汁には様々な作用に期待できるのです。
普段野菜を摂らない人はカリウム不足かも

カリウムを摂取するために
カリウムの過剰摂取にリスクはあるものの、基本的には積極的に摂取するのが好ましいと言えます。
カリウムが含まれている食材の多くは野菜なので、野菜をあまり食べていない方はカリウムが不足しがちです。野菜不足を感じているなら青汁を飲むと良いでしょう。
そのため、基本的にはカリウムが足りない方が多いです。どうしてもカリウムの過剰摂取が心配という方は、量の調整がなされているサプリメントでの摂取をお勧めします。サプリメントならば野菜と違って味が苦手ということもありません。
カリウムが足らない場合は青汁を
カリウムが不足することで不健康な状態を呼び寄せます。カリウムは野菜に多く含まれていますが、毎日たくさんの野菜を食べることは難しいと言えるでしょう。
そこで青汁がおすすめです。青汁なら必要な栄養素が凝縮されており、1杯飲むだけで豊富なビタミンやミネラル、食物繊維などを簡単に摂取することが可能です。
それはえぐみや苦味が強いため、食材として活用するにはおいしくないからです。そのため調理方法は野菜の風味を消すような濃い味付けのレシピがあります。
しかしカリウムを摂るためにはそんな苦味のある野菜を食べる必要はありません。青汁ならメーカーが飲みやすい工夫をしてくれていますので、手軽においしく飲むことが出来るでしょう。