青汁で生野菜を食べるより楽に生活習慣病を予防!血圧を下げて動脈硬化も抑えられる

血圧が高くなる主な理由に動脈硬化があります。さらに塩分の取りすぎや、他の原因も考えられるでしょう。

そこで動脈硬化を抑えるために効果のある物質を摂取することも必要になり、注目したい健康食品が青汁です。青汁には動脈硬化を抑える成分が多く含まれています。

健康に良いとされている青汁とは

青汁が健康に良く血圧に効果があるとされているのは、野菜を中心とした体に良い栄養素がたくさん含まれているからです。

メモ
青汁はアブラナ科のケール、大麦の若葉である大麦若葉、セリ科の明日葉を主原料とし、メーカー各社が他の野菜などもブレンドして製造されます。

これらの野菜を積極的に摂ることで高血圧の予防にも繋がります。また、血圧だけでなく、生活習慣病全般に効果を発揮するでしょう。

青汁の主原料に含まれる栄養素と性質

青汁の主原料 含まれている栄養素 主な性質
セリ科の明日葉 カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、鉄分、亜鉛などのミネラル類、ビタミンA、B1、B2、B3、B6、B12、C、D、E、K、葉酸、パントテン酸などビタミン類も豊富。 含有されているカルコンという成分は血圧に効果があるため、青汁として飲むことは高血圧の予防になる。
アブラナ科のケール カルシウム、リンなどのミネラル類、ビタミンA、B1、B2、Cの他、酵素も含まれる。 キャベツと同じ栄養素をキャベツよりも多く含んでおり、野菜の中でもとくに多い栄養価を誇っていることから青汁として使われている。
大麦の若葉である大麦若葉 カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄などのミネラル類、ビタミンB1、C、E、クロロフィルも含んでいる。 レバーなどでしか摂れない鉄分、豊富な食物繊維に酵素が含まれている。

このように青汁の原料は、緑黄色野菜に含まれる代表的な栄養素を含んでいるバランスの良い植物なのです。そしてこれらの豊富な栄養素を凝縮した飲料が青汁であり、たった一杯で健康になれる要素がたっぷり含まれています。

ここがポイント!
積極的に飲むことで高血圧の予防にもなり、健康だけでなく美容面にも効果を発揮します。

血圧の基準と塩分との関わり

近年更新された血圧の新基準

日本人間ドック学会は新しい血圧の基準として、147/94mmHgまでを正常値としました。この値は日本高血圧学会の基準である、129/84mmHgとは大きく異なります。

青汁が血圧に効果的だと言われていますが、実際に血圧のデータとはどうなっているのでしょうか。

日本人間ドック学会の基準は、人間ドックを受けた150万人のデータを元に、健康と判断した人の95%が、血圧147/94mmHg以下であったことを元に定められました。

ここがポイント!
血圧の基準値は学会によって異なることになり、血圧は若年者では低く、高齢になるほど高くなる傾向があります。

若い人たちの食生活の乱れにも青汁は効果を発揮しますが、高齢者にも野菜を多く含んだ青汁はおすすめできる健康食材だと言えます。

血圧やコレステロールの基準は、医療関係者側が薬を投与させる都合により変更されてきた経緯があります。学会の基準が変更されて一喜一憂するのではなく、自分のからだの状態を主治医の指導の下に総合的に判断することが大切です。

青汁が血圧に効果的だと言われていても、根本的に健康になるには自分の体をしっかり観察することが重要になります。運動を積極的に行ったり、食生活において塩分を控える、青汁を毎日飲むなど、効果があるとされる方法を実践してください。

減塩が高血圧には最も有効

人間は塩分を過剰に摂取すると血液中にも塩分が増えます。人間のからだは血液の浸透圧を一定に保つ必要があるため、血液中の水分を増やします。そのことで血流が増え、血圧が上昇するのが塩分による血圧上昇の仕組みです。

ここがポイント!
そのため、健康に気を遣う人たちにとって、青汁は人気商品となっていますが、塩分を減らすことも注目を浴びている健康法なのです。

しかし塩分の摂取を控えることで血圧が下がるのは、高血圧患者の20%程と言われています。それ以外の高血圧患者は、塩分の過剰摂取以外で高血圧となっていると考察されます。

塩分の摂取と高血圧の間に直接の因果関係が確認されなくても、塩分の過剰摂取は控えた方が健康に良い影響を与えます。高血圧を防ごうと思ったら、青汁を生活にプラスしながら減塩中心の食事にするといいでしょう。

実際に塩分は肝臓や腎臓に負担を与えます。日常的な塩分の過剰摂取は、内臓の負担を増やしてしまいます。さらに塩分の過剰摂取はコレステロールの値を上昇させることに繋がります。

コレステロールと青汁についてはこちらで詳しく紹介しています。→コレステロール値が気になっている人必見!飲むだけで対策できる青汁の栄養素や効果

コレステロールは動脈硬化の原因となる物質なので、コレステロールを増加させる塩分の過剰摂取は控えることが原則です。

青汁が血圧に効果的な理由とその成分について

青汁のカリウムが塩分を排出してくれる

高血圧では塩分そのものの摂取を減らすのが効果的です。そして青汁には塩分を排出してくれるカリウムが含まれています。カリウムは青汁の原料の中でも大麦若葉と明日葉に多く含まれています。

元々、人間のからだは不必要な物質を体外へ排出する機能を備えています。そして青汁に含まれるカリウムは塩分を排出するのに必要な栄養素であり、高血圧の予防に効果的です。

しかし塩分を摂り過ぎているからといって、カリウムだけをサプリメントとして摂取するのは問題があります。人間のからだはカリウムと他の栄養素のバランスも必要です。

栄養のバランスを人為的に操作するのは素人では難しく、その場合は医師の関与が必要となります。カリウムを他の栄養素とバランスをとりながら摂取するためには、自然の食材から製造された青汁を摂取するのも方法の一つです。

血管を広げて血圧を下げるマグネシウム

血圧を下げるには血管を広げることも効果的です。高血圧の主要な原因である動脈硬化も、血管の幅が狭くなることで起こります。

血管を広げて血圧を安定させる方法の一つに、マグネシウムの摂取があります。マグネシウムは青汁の原料の中でも、大麦若葉と明日葉に多く含まれています。

マグネシウムもカルシウムなどとのバランスを保って摂取しなければならず、自然の食材からつくられた青汁で摂取することが望ましいと言えます。

マグネシウムは血管だけでなく、心臓にも良い働きをします。マグネシウムの投与により、心筋や血管壁のけいれんを防ぐことができるでしょう。

メモ
さらにけいれんを促すカルシウムの働きを抑制し、血栓を溶解し、血管の損傷を抑えることで不整脈を防ぐ効果もあります。

ヘモグロビンと同等の役割を担ってくれるクロロフィル

クロロフィルにはコレステロールを下げる効果があります。高血圧の人はコレステロールが高い傾向にあり、そのことが血圧が高い原因であるとも言えます。そして青汁に含まれるクロロフィルでコレステロールを下げることができるでしょう。

クロロフィルはヘモグロビンと同じような役割を担っています。クロロフィルを含む葉緑素は、光合成により二酸化炭素を取り込み、酸素を放出しています。

ヘモグロビンは人間の体内で酸素を取り込み、二酸化炭素や老廃物を除去する働きがあります。分子構造の違いから、酸素と二酸化炭素に関しては吸収と排出の役割は別ですが、両者は似たような働き方をしていることがわかります。
ここがポイント!
青汁を摂取することで十分な量のクロロフィルを体内に取り込むことができるようになり、高血圧の改善に期待できるでしょう。

最近人気のギャバも高血圧に効果あり

ギャバはアミノ酸の一種で、血圧を下げる効果があります。ギャバは人の脳にも存在し、神経伝達物質としての役割を担います。自律神経をコントロールし、血圧を上げる酵素の働きを止めることにより、血圧を下げることができます。

ギャバを含んでいる食材
発芽玄米や黒にんにくに入っており、大麦若葉が原料の青汁にもギャバは含まれています。

そのため、大麦若葉の青汁と飲むことで血圧を下げる効能に期待できます。大麦若葉の青汁は比較的飲みやすい傾向にあるため、青汁の中でも人気が高い商品となっています。

ギャバはナトリウムの排泄を促進し、腎機能を高める作用もあります。排尿の後は血圧が下がるのが一般的なので、腎機能を高めることは血圧を下げることにつながります。

ギャバは青汁の代表的な成分である大麦若葉に含まれているので、積極的に摂るといいでしょう。

メモ
ギャバが効くのは血管や心臓のような臓器だけでなく、イライラの解消など、神経系の不具合の改善にも役立ちます。

間接的に血圧を下げる手助けをする食物繊維

青汁に含まれる植物繊維も高血圧の改善に役立ちます。植物繊維の中でも水溶性食物繊維は、腸内の老廃物や有害物質を便として排出させる機能があります。

過剰な塩分も排出するので、食物繊維は血圧の改善に効果があります。また、糖尿病や動脈硬化の予防にもなり、健康維持に無くてはならない物質のひとつが、青汁に豊富に入っている食物繊維です。

青汁商品によっては、海藻類が含まれているものがあります。海藻類のぬめり成分であるアルギン酸は食物繊維の一種で、胃の中で胃酸の影響を受けてカリウムを放します。

ここがポイント!
血液に取り込まれたカリウムは、血中のナトリウムを追い出す働きをします。塩分の排出は効果的に血圧を下げるのに役立つでしょう。

植物繊維も肉中心の食事やファーストフードの普及により、摂取の不足が心配される物質ですが、青汁により十分な量を摂取することが可能です。

牛乳と青汁の組み合わせは血圧と密接な関係がある

カルシウムは血管が細くなる現象を防いでくれる

カルシウムは血管が細くなる現象を防いでくれます。血管が細くなると血液がスムーズに流れなくなり、血管内の圧力が掛かり高血圧に繋がります。そうなると動脈硬化になる可能性も高くなります。

メモ
このような症状を防ぐためにも青汁は有効であり、積極的に摂取していきたい飲み物だと言えるでしょう。
小魚もカルシウムが多い食材ですが、食卓に上る機会は減ってきています。小魚以外だと、カルシウムは牛乳によっても摂取することができます。しかし牛乳には脂肪分が多く、過剰な摂取は他の臓器にダメージを与える恐れがあります。

カルシウムは不足することで動脈硬化に繋がることもあり、血圧を正常に保つためには必須の成分となっています。しかし牛乳を消化する機能が弱い人は、牛乳を飲むことをためらう傾向にあります。

もしお腹の調子が悪くなる場合だと、牛乳と青汁は飲み合わせの面から見ても相性は抜群に良いですが、牛乳を飲むことは控えたほうがいいでしょう。

カルシウムが不足すると高血圧になることもありますが、無理に牛乳を飲む必要もありません。牛乳を飲むことで体の不調を感じる方は、牛乳に対して消化ができない体質だと考えられます。

牛乳を消化できない体質でも青汁は飲むことができる

牛乳を飲むことでお腹が痛くなるといった症状があらわれる場合は、乳糖不耐症の可能性があると言えます。乳糖不耐症とは、小腸に牛乳が通る時にうまく消化できず、腸管に牛乳が残ることで様々なお腹の不調があらわれることをいいます。

牛乳を消化できない人の症状
  • お腹がゴロゴロする
  • お腹が痛くなる
  • お腹を下してしまう

その点、牛乳と違い青汁はだれにでも摂れる食材で、血圧にも効果を発揮します。野菜の栄養素を濃縮した感のある飲み物であり、少ない量で必要なカルシウムを摂取することが可能です。

しかし野菜のみから必要量のカルシウムを摂取しようと思ったらかなりのボリュームを食べなければならず、現代の食生活では難しい面があります。そう考えると、青汁はコンパクトにまとまった便利な食品だと言えるでしょう。

商品に血圧に効果のある成分が入っているか確かめよう

今は様々な青汁商品が販売されています。それぞれに原料が異なるために、含まれている栄養素も違っています。

血圧に効果があるのは商品名ではなく、あくまでも青汁に含まれる栄養素です。血圧の効果を探すためには、商品ごとに入っている成分を確かめる必要があるでしょう。

青汁の原料としては、ケール、大麦若葉、明日葉が使われているのが理想的でおすすめになります。それらの原料のいずれかが欠けている場合は、摂取できない栄養素と、そのための影響を知る必要があるでしょう。

青汁の役割は血圧を下げることに留まりません。人間の生命維持に必要な栄養素のかなりの部分は野菜から摂取できます。

そのため、野菜の摂取が足りない場合は生活習慣病を引き寄せてしまい、生命の危機に直結することもあります。青汁は血圧に効果があるだけでなく、生命維持に直接関わる食品だと言えるでしょう。