意外と知らない?青汁と抹茶の違いを知って目的やシーンごとに分けて飲みましょう

緑茶と違い抹茶はその有効成分を丸ごと摂取することができますので、豊富な栄養素をそのまま取り込むことができます。一方で青汁も、エキスとして野菜の良い所を丸ごと摂取できますので、目的に応じて両者を飲み分けるのが効果的です。

青汁も抹茶も栄養豊富

青汁も抹茶も共に栄養が豊富です。青汁は主に、食物繊維とビタミン・ミネラルが含まれています。抹茶は近年スーパーフードと認識されていることも増えてきて、カテキン・ビタミンC・フッ素・サポニン・テアニン・などが効率的に摂取できます。

ガン・生活習慣病・コレステロール・風邪・虫歯・口臭・アレルギー・高血圧・認知症などを遠ざける作用があり、健康飲料としては抹茶も青汁も共に優秀です。

青汁の食物繊維は、食前に飲むことで食事による血糖値の急上昇を抑え、糖が脂肪に変わる作用を抑制します。また、胃腸の中でゆっくり進む性質がありますので、満腹感を維持しやすくなり、過食を防いでくれます。
ここがポイント!
さらに腸内では善玉菌のエサになったり腸内を掃除してくれて、便秘を防ぐという注目すべき要素があります。

青汁は使われる食材によって成分が変化する

抹茶は碾茶の粉末のみですが、青汁を生産するには緑黄色野菜が必要です。ただし、商品が作物である以上は、安定して安価で大量に生産できる野菜が利用されるのは当然だと言えます。

こうした背景から、青汁の材料としてはケールが選定されてきました。ただし、これだけでは初期の青汁のようにマズさが売り物になってしまうのは避けられません。

ケールのクセを改善したくて改めて野菜を選定するうちに、抹茶や緑茶、フルーツを配合したり、他の栄養が豊富な野菜が用いられるようになったのです。

青汁に使われている原材料
  • アシタバ
  • 大麦若葉
  • クマイザサ
  • ヨモギ
  • クワ
上記の野菜はいずれも栄養価が高い野菜であり、試行錯誤によって味もどんどんと変化してきています。中でも抹茶風味の青汁は女性に人気の商品となっています。

昔のまずいというイメージは、青汁の老舗キューサイの青汁からきています。しかし今では製造過程で工夫がされているので、以前ほどクセが強くはありません。

使われる野菜が変わってきたということは、それぞれに栄養素の配合がかわってくることが考えられます。消費者によって、味以外に栄養素も選択可能になってくるという訳です。

目的によって自分に合った青汁を選べる

青汁を選ぶためにはまず試してみる

抹茶にも生産地や種類はそれなりにあります。青汁の場合は各メーカーが工夫を凝らして作っています。

さらに青汁の生産に用いられる野菜が何種類もあるということは、味や栄養素や価格に違いが生まれることになり、そこに消費者の選択の余地が生まれます。

実際のところ店頭やウェブ上には沢山の青汁商品がならんでいますので、どれを選んでも極端な違いというものはなさそうだとは言え、成分表示や口コミ、評判などによってどれを選ぶかという楽しさがあるのもまた事実です。

抹茶と違って青汁は種類や成分を調べる手間が掛かりますが、それだけ豊富な種類はたくさんの人たちに合わせる形になっているのです。メーカーはユーザーの希望に答えてくれていると言えます。

メモ
それではまず何をどのように選べば良いのでしょうか。抹茶と違って青汁選びは価格や味を優先して、まずは試してみるのが一考です。

最初から箱で購入することはためらう事でしょう。そこでお試しサンプルの活用をおすすめします。サンプルについてはこちらで詳しく紹介しています。→大切なのは飲みやすさ!青汁を始めるならまず手軽なサンプルやお試しセットを試してみよう

青汁は含まれている成分に大きな違いあるので、じっくりとサンプルやお試しで飲み比べることが重要です。抹茶も原産地や種類がありますが、成分的にはほとんど違いはありません。

自分に足りない栄養素を補う

そして次のステップとしては、アシタバ・大麦若葉・クマイザサ・ヨモギ・クワなどの代表的な素材の栄養素を調べて、現在の自分自身に不足している栄養素は何か、という観点から選べば良いでしょう。

悩みを改善するためのおすすめの青汁とその効果

体の状態 おすすめの青汁の原材料 期待できる効果
肌荒れを改善したい クマイザサ 抗酸化作用が強いクマイザサだと、老化防止効果や美容に期待できる。
お通じが悪い 大麦若葉 大麦若葉の豊富な食物繊維は便秘の改善に効果的で、抹茶風味はとても飲みやすい。
慢性的な野菜不足 ケール 野菜不足だと、やはり野菜の王様と呼ばれている栄養価の高いケールの青汁がおすすめ。
健康的に痩せたい アシタバ アシタバに含まれているカルコンという成分は、老廃物の排出を促す作用があるのでダイエットに効果的。
生活習慣病が気になる ヨモギ 血流を良くして体質改善に効果があるヨモギだと、生活習慣によって起こる様々な病気の予防に繋がる。

青汁には原材料の他に配合されている風味があります。フルーツや豆乳、また抹茶の味付けもありますので、好みの青汁を見つけてください。

そして自分の体の状態や、どういう風に悩みを改善したくて青汁を飲むのかということをしっかり考えておくことが必要です。

抹茶に含まれる成分の働き

抹茶にはカテキンが豊富に含まれる

抹茶にはカテキンという栄養素が豊富に含まれています。緑茶として飲用すると有効成分のかなりの部分を捨ててしまうことになりますが、抹茶として飲用すれば余すところなく摂取できますのでお勧めです。

ではカテキンを摂取することで、どのような健康作用が期待できるでしょうか。カテキンには幅広い健康作用があるのです。

  • 食中毒予防
  • 整腸作用
  • ガンや生活習慣病の予防
  • 血中コレステロールの抑制
  • 風邪の予防
  • 虫歯や口臭の予防
  • 抗アレルギー作用

毎日抹茶を飲むことで上記のような効能に働きかけるでしょう。また、こうした作用は健康だけに役立つのではなく、デトックス効果も非常に高いので、美容効果も非常に期待できるということができます。

メモ
また、青汁にはカテキンが配合されている商品もありますので、そういった青汁の種類も細かくチェックしておきましょう。

目を覚ますカフェインも抹茶だと摂取できる

ここで日本史を少し思い出してみてください。江戸時代に黒船が日本を訪れた時、「太平の眠りを覚ます上喜撰たった4杯で夜も眠れず」という狂歌が読まれました。

「太平の眠り」とは江戸幕府の鎖国を意味します。また「夜も眠れず」とは幕府が大慌てをしたことを示しているのでしょう。これは黒船が開国を迫ったことを指しています。

ところでなぜ「蒸気船」ではなくて「上喜撰」なのでしょうか。実はこれは、船とお茶の銘柄を指しています。後者はお茶の名前であり、これを四杯飲んだことによって眠れなくなったことをかけているのです。

こうしたエピソードから分かるように、お茶にはカフェインが含まれています。ですから抹茶だけでなく、緑茶や煎茶のようなお茶が配合されている青汁もカフェインが含まれていると思っていてください。

メモ
そのため抹茶は眠気覚ましとして有効であり、またそのカフェイン量はコーヒーや紅茶より穏やかだと考えられています。

抹茶はガンの予防などに最適

抹茶の健康作用として、ガンの予防を先に挙げました。これは抹茶の何が有効なのでしょうか。

疫学や動物実験からは、お茶にはガン予防の働きがあるという研究結果が数多く発表されています。また、緑茶の生産日本一の静岡県にはガン患者が少なく、特に産地では胃ガンが少ないという調査もあります。
ここがポイント!
健康食品と言えば青汁が一番ポピュラーですが、抹茶にも非常に高い健康効果があるのです。

抹茶に含まれている茶ポリフェノール、つまりエピガロカテキンガレートには発ガン物質の作用を打ち消す、またガンの進行を遅らせる、という働きがあることが報告されています。

注目すべき実験では、遺伝子を改変してガンが自然に発生するマウスを用いても、茶ポリフェノールがガンの進行を遅らせる結果が出ています。

メモ
青汁も生活習慣病の予防に効果的ですが、抹茶の作用にも大きな期待ができると言えます。

また、茶ポリフェノールはガン細胞にアトポーシスを起こさせ、進行を遅らせたり他の臓器への転移を防ぐ働きが発見されています。こうした働きからガン予防について有意の効果があると判断されます。

青汁と抹茶を比較してみると

味は抹茶のほうが飲みやすいことが多い

メモ
青汁は全国区に登場した時、生産者や販売者ですらマズいものという前提でやや自虐的と思われるような紹介がなされました。

野菜をたくさん摂るのはいいことですし、それがなかなかできない人には青汁はうってつけで、マズくても健康には非常に良いという理解が得られたのです。

一方で抹茶の場合は、元々日本の伝統的な飲み物であることから、日本人の口に合う飲み物となっています。そのため単に味や飲み易さを比較すれば、抹茶に軍配が上がるであろうことは容易に想像できます。

また文化的・歴史的な背景からも、青汁は抹茶に較べるとまだまだ底が浅いと言えそうです。しかし商品開発という点からは、青汁には未知数の可能性が残されており、今後の各メーカーの新製品には期待できそうです。

どちらも牛乳との相性はバッチリ

抹茶も青汁も、そのまま飲むことができるのは当然としても、もし味が苦手であるとするならば様々に工夫して飲用することも可能です。

まず考えられ、実際に広く行われているのは、牛乳に溶かして飲むことです。牛乳の栄養や味といった相乗効果から、広い世代に受け入れられる飲み物になります。これを応用すればヨーグルトや豆乳に混ぜるというバリエーションも可能です。

抹茶や青汁を積極的に摂取しようとするのであれば、こうした工夫はそれ自体楽しい上に健康増進効果も高まっていくでしょう。そうすれば飲み飽きるということも防ぐことができます。

ここがポイント!
さらにお菓子や料理に用いるという方法もあります。実際にパンやケーキ、その他のお菓子類に用いられているのは知られている通りです。

最近では抹茶を含んだ青汁も

メモ
青汁はそれ自体優秀な健康飲料ですが、各メーカーが商品開発をするにあたり、付加価値を増やしていく工夫がそれぞれになされています。

青汁の有効成分のうち特に注目されるのは食物繊維です。そして青汁が粉末や液体で販売されることを利用して、各種ビタミンやミネラルを配合・強化する工夫がまず実行されました。

一般的に、生野菜や果物を摂取すればビタミンは得られますが、1日の必要量をそれだけで摂取するのはなかなか大変です。そこで青汁に配合すれば良いという考えになります。

そして抹茶が優秀な健康食材であることが分かれば、同じく青汁に混合した商品を考案するのは自明の理です。こうして青汁だけではなく、抹茶のメリットも有効利用した商品が考案され、販売されているのです。

妊婦さんには抹茶よりも青汁がおすすめ

妊婦さんの場合は、体内で赤ちゃんが成長して大きくなると、当然腹腔内で占める容積が大きくなるので子宮以外の臓器への圧迫が高まります。その影響を受けやすいのは腸であると言え、その結果腸の運動が阻害される傾向があります。

腸の運動、例えば蠕動運動が阻害されると、大腸内で便を後方に送り出す機能が弱まっていきます。そのため便意を感じにくくなり、便秘気味になり、問題が改善しないと体質的な慢性便秘を起こしやすいのです。
ここがポイント!
このような場合に抹茶よりも青汁の作用に期待できます。食物繊維を多く含む青汁は、便の停滞を防ぎ、規則的な排便を促します。

妊婦の青汁選びについての詳しい記事はこちらで紹介しています。→妊婦には青汁がぴったり!その理由と安全性の高い青汁の選び方もご紹介

体内で赤ちゃんが育ってくるとなかなか身体を動かすのが大変になってきますが、青汁を飲むことによって運動不足による悪影響を最小限にすることができます。

ただ抹茶の場合だとカフェインが含まれていますので、妊婦さんや小さな子供さんはカフェインの摂取に気をつけましょう。