青汁にも含まれている優れた栄養価を持った明日葉の特徴と様々な効能まとめ

青汁の原料の一つである明日葉は、優れた栄養価を持つ野菜として近年になって大変注目を浴びている野菜のひとつです。

明日葉に含まれている栄養素とその効果を知ることで、人それぞれの症状の改善につなげることができるでしょう。また、青汁の主原料として使われている理由も納得できるはずです。

栄養素がたっぷり含まれた明日葉の特徴

セリ科で繁殖力のある明日葉

明日葉は原産地が日本で、セリ科の多年草です。紀伊半島や房総半島などの太平洋沿岸に自生しており、最も生産量が多いのが伊豆諸島で、島々には良質の明日葉が生育しています。

明日葉はセリ科の植物に共通する特徴を備えています。独特の香りと苦味があり、それは青汁になってもあまり変わりません。葉や茎を切ると黄色い液体が出ます。

メモ
明日葉は、葉をとっても明日また葉が生えてくると言われるほど繁殖力が強く、この性質が名前の語源となっています。

江戸時代は滋養強壮のための薬草として用いられていた歴史があります。しかし伊豆諸島以外では、非常時以外に食料として用いられることはあまりありませんでした。

しかし近年、明日葉に豊富な栄養成分が含まれていることがわかり、全国的に消費が進むようになったのです。そういった背景から青汁として活用されるようになりました。

ここがポイント!
他にもケールや大麦若葉、桑の葉が青汁には用いられていますが、明日葉もかなり注目されている野菜になります。

どこのスーパーにも売られている手軽さがウリ

明日葉は伊豆諸島では日常的に食べられています。全国のスーパーなどでも販売されるようになりましたが、調理法が普及していないことから、買うのをためらう人もいるようです。

調理する方法が分からない場合は、そのまま青汁として飲むことが出来るのでとてもお手軽です。明日葉の栄養を残さず摂取できるのは青汁だけです。

明日葉は苦味と甘味を同時に持つ独特の味をしています。明日葉は油との相性が良いので、天ぷらとして調理すると、おいしく食べることができます。

また、独特のにおいが気になる場合は、アク抜きをしたおひたしにすることで食べやすくなります。お湯でゆがく前に塩を加えるのが、アク抜きのコツです。

明日葉の栄養素は熱を加えることによって壊れるものもあります。家庭で調理する場合は、栄養素を壊さない程度の過熱に留めることが大切です。

栄養素を壊さずに摂取するためには、ゆがいたおひたしにするのが一番でしょう。青汁は、栄養素を壊さない製造方法が用いられていますので、青汁は明日葉の栄養素を十分摂取できる食品だと言えます。

少しだけ独特の香りと苦味を持っている

セリ科の植物である明日葉は、他のセリ科の植物と同じく、苦味と渋みがあります。これらの原因物質には有力な栄養素が含まれるので、むやみに除去するのはもったいないことです。

独特の風味は青汁になってもあまり変化はありません。それを好んでいる方もいますので、もし気になるようなら牛乳や豆乳と割る方法も青汁のおすすめ飲み方です。

明日葉自体を食べる場合だと、苦味は油で調理することにより感じ方が少なくなります。天ぷらや炒め物として調理したり、オリーブ油などのオイルと和えることで、苦味を一定程度消すことが可能になります。

渋みはたんぱく質を含んだ食材と調理することで解消されるので、同じく渋みのあるゴーヤは、豚肉といっしょに炒めてみてください。その渋みを和らげることができます。

明日葉は独特の風味がありますが、それは青汁になっても残っています。しかしケールほどクセが強くないので、比較的飲みやすいという口コミがあります。

ケールについてはこちらで詳しく紹介しています。→重要な栄養素がたっぷり!青汁に入っているケールはどんな野菜なのか徹底解明!

明日葉にも同じことが言え、豚肉などの肉類といっしょに炒め物とすることでおいしく食べることができます。一緒に食べる食材によっても味に変化があるので、飽きない素材だと言えるでしょう。

ここがポイント!
作り方にもいろいろと工夫を凝らすことで、たくさんの栄養素をカラダに摂り込むことが可能になります。その結果、とても健康的なカラダが作り込まれるのです。

青汁に入れられた明日葉は、独特の風味は残したまま飲みやすく加工されています。ぜひ明日葉入りの青汁を飲んでみてください。

明日葉の成分による効能いろいろ

優れた作用を持つ成分のカルコンを含んでいる

カルコンは明日葉の葉や茎を切った時に出るネバネバとした黄色の物質です。カルコンはポリフェノールの一種で、フラボノイドに分類されます。

明日葉を使った青汁を飲むことで、このカルコンをたくさん体内に取り込むことが出来ます。老け知らずのカラダ作りのサポートを青汁が行ってくれると言えるでしょう。

フラボノイドは強い抗酸化作用と抗菌作用があります。人間のからだは酸化することにより老化が進むので、抗酸化作用のある物質を摂取することで老化を遅らすことができるでしょう。

さらに抗菌作用により細菌類を排除し、感染症にかからない効果があります。ウイルスに対抗できると、風邪やインフルエンザの予防にも繋がるでしょう。

メモ
カルコンには体内の老廃物を排出する力もあります。体内の老廃物を排除することは、健康の維持に欠かせません。
カルコンは血管を広げる作用と血液の流れを良くする作用があるので、高血圧や動脈硬化の改善に役立ちます。さらに、カルコンには利尿作用があり、むくみの解消にも効果を発揮するでしょう。

青汁に使われている明日葉にはたっぷりのカルコンが含まれていますので、一日1杯青汁を飲むだけで生活習慣病の予防に効果を発揮します。

抗菌作用バツグンのクマリンも入っている

明日葉には抗菌作用抜群のクマリンが含まれています。クマリンは明日葉以外でも、パセリやシナモンにも入っています。

クマリンは抗菌作用があり、細菌等の増殖を抑えてくれる働きがあります。また、血液を滑らかにし、血流を改善する作用に期待できます。

ここがポイント!
血液の流れがスムーズになれば血管の病気になる確率が低くなります。明日葉の青汁には血流を良くする効果もあるのです。

クマリンは主に香料として使われ、アロマオイルや化粧品、医薬品の一部にも用いられています。さらに脳機能の維持や改善に役立ちます。

クマリンは脳神経の生成や維持に貢献し、その摂取で記憶力や集中力が高まります。また、アルツハイマーなどの症状の改善にも役立ちます。

若い年代の集中力の強化や、高齢者の認知症予防にもクマリンは大いに役立つでしょう。ですから年代に関係なく、明日葉が入った青汁を積極的に飲んでみてください。

さらにクマリンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあり、更年期障害の症状の改善に役立つ他、不妊対策やバストアップの効果も期待できます。

ほかの野菜と同様にデトックス効果もみられる

デトックス効果は、体内から老廃物や毒素を排出することで得られる働きのことです。デトックス効果は食事からも得られますが、運動や断食、入浴などでも期待できます。

運動や断食、入浴は発汗作用があるため老廃物が外に出やすくなります。とくに半身浴は効果的に発汗を促す作用が高まるため、おすすめのデトックス方法です。

メモ
明日葉が入った青汁のデトックス効果は、植物繊維により排便を促すことや、利尿効果により得られます。

デトックスと言えば汗をかいたりすることだけではなく、食べ物からでも老廃物の排出を促すことは可能です。

デトックス効果のある食品
  • 緑黄色野菜
  • 海草
  • にんにく
  • りんご
  • 玉ねぎ
  • シジミ
  • 青魚
しかし食事からだけで必要な栄養素を摂取するのは難しいですが、明日葉入りの青汁ならたった1杯で豊富な栄養を体内に取り込むことができます。

カラダからは多くの老廃物が発生するので、速やかに体外へ出すことが必要だと言えます。汗をかくことでデトックスは促されますが、あまり汗をかく機会がない場合は、デトックス効果の高い食材を摂取すると良いでしょう。

運動や入浴等により汗をかくと共に、青汁に含まれる明日葉の摂取で排便や排尿を促し、からだに溜まった毒素を体外へ出すことが必要になります。

食物繊維が水溶性と不溶性の両方含まれている

不溶性植物繊維
水に溶けない
水溶性植物繊維
水に溶ける

明日葉の青汁には豊富な食物繊維が含まれています。この食物繊維には水に溶けるものと溶けないものがあり、不溶性食物繊維は腸内の有害な物質を体外に排出する働きに期待できます。

メモ
しかし便秘に関してはデリケートな問題があります。便秘で無い人が不溶性植物繊維をとりすぎると、便が緩くなる傾向があります。

また、すでに重度の便秘の方は、便をさらに硬くしてしまうこともあるので、明日葉の青汁の過度な摂取は控えた方が無難だと言えるでしょう。

水溶性食物繊維はナトリウムの排泄を促進します。余分な塩分は速やかに体外に出す必要があり、水溶性植物繊維はそのために役立ちます。

さらに水溶性食物繊維は食物が胃にとどまる時間を長くし、糖分の消化と吸収を緩やかにする働きがあります。それにより急激な血糖値の上昇を抑えることができます。また、水溶性植物繊維はコレステロールの吸収を抑制する効果も期待できます。

青汁にすれば明日葉の栄養素を失うことなく摂取できる

栄養価の高い明日葉も、製品として製造する過程で栄養価が損なわれては何にもなりません。青汁には粉末タイプと冷凍タイプがあります。

青汁のタイプ 製造過程 加熱の有無
粉末タイプ 原料を洗浄後、乾燥させてから粉末にしたもの。 乾燥の過程で熱が加えられる場合があり、そうなると一部の栄養素が損なわれる。
冷凍タイプ 明日葉をジュースにしてから冷凍にしたもの。 食品衛生法により製造途中で過熱されている。

粉末タイプも冷凍タイプも、過熱により一部の栄養素が失われます。青汁の最新の製造方法では、過熱による栄養素の減少を抑えようとする試みがなされています。

失われやすい栄養素
  • ビタミンB1
  • ビタミンC
  • 葉酸
  • カリウム
  • 酵素

遠赤外線低温乾燥製法や噴霧乾燥製法、真空凍結乾燥製法は、加熱より栄養素が損なわれるのを抑えるために開発された青汁の製法です。

妊婦や子供にも悪影響なしで安全

明日葉の青汁は妊婦や子供にも悪影響を与えず、安全に食することができます。しかし、脳梗塞や心筋梗塞の予防に薬を処方されている方は、薬の効果を弱める恐れがあるので明日葉入りの青汁を飲むことは注意が必要です。

また、グレープフルーツの摂取を控えなければならない方、腎疾患のある方にも悪影響の恐れがあり、医師の指示に従う必要があります。

明日葉の青汁は植物繊維が豊富で、普通の健康状態の人にとっては便通を促す効果があります。しかしすでに便秘になっている人は、急激な摂取はかえって便秘を悪化させる恐れがありますので注意してください。

青汁は明日葉を始めとして、薬用効果の高い栄養素が含まれています。薬用効果のある栄養素は副作用を持つ場合があるので、持病のある方は医師と相談の上、摂取することが望ましいです。

ここがポイント!
最初は少量から飲み始めて、一度にたくさん摂取せずに少しずつ増量しながら青汁の効果を見るのも一つの方法です。

青汁に使われている明日葉の産地が国産であるかを確認しよう

日本原産の明日葉は伊豆諸島を始めとして、房総半島、紀伊半島など、太平洋側の各地で産出されます。旬の時期は3~6月と11月で、生葉として販売されるのは伊豆諸島など東京都産が主流を占めます。
ここがポイント!
中でも伊豆諸島にある八丈島は、明日葉の本場とされています。八丈島の土壌はミネラルたっぷりなので栄養価が高く、味も良いと評判です。

国産の青汁は概ね品質が安定しているので、問題は少ないと言えます。しかし、品質が確認されていない外国産のものは、品質に注意する必要があると言えるでしょう。

明日葉は苗から育てることができ、約半年ほどで新芽を食べることができます。生葉は全国のスーパーなどで販売されています。明日葉は青汁として有名ですが、そのままで食べることも栄養たっぷりでおすすめです。

明日葉を製品化したものの代表は青汁です。明日葉は青汁の主成分として、手軽に入手できますので、食生活の改善を心がけている方は青汁を積極的に飲んでいきましょう。