青汁には用法用量があるって知っていますか?飲み過ぎによって起こる症状について

青汁は不足しがちな野菜の栄養素を十分に摂ることができるので、世代を問わず人気の高い飲み物です。ただ、いくら健康や美容によいと言っても飲み過ぎた場合には副作用が出る可能性があるため、その点は注意する必要があります。

青汁には適切な用法用量がある

健康食品の場合、薬品ほど厳格ではありませんが、健康を維持する栄養素を効果的に摂るために用法用量を守る必要があります。

青汁といっても、それぞれが使用する原料や成分に違いがあるので、ただ青汁だから健康に良いと考えてたくさん飲むことはいけません。成分をしっかりとチェックした上で、飲む際の注意点を守り、用量をきちんと守ることが大切です。

それぞれの栄養分に関しては1日の摂取の際の上限が決まっているので、できればそのような数値に関しても調べておきましょう。青汁と共に他の食品やサプリを摂取するようなときに、栄養素を摂り過ぎて副作用が出てしまう危険性が低くなるはずです。

ここがポイント!
健康食品である青汁は、正しい用法用量を守れば非常に体に良い効果や体調不良の改善が期待できるので、適切な量を摂るように心掛けることをお勧めします。

体に良いからと言って、なんでもかんでも過剰に摂りすぎてしまうと、体に良いものでも不調になることもあります。良い面もあれば悪い一面も起こりえるのだということを、しっかり頭に入れておきましょう。

青汁を飲みすぎて起こる症状にはいろいろある

基本的には決められた量を飲む分には問題はありません。しかしつい飲みすぎてしまうこともあるでしょう。そんな場合に出る症状についていくつかご紹介しますので、もし過剰に飲んでいる場合には注意してください。

食物繊維が原因で下痢に

青汁の栄養分の中で、特に健康にプラスになるものとして豊富な食物繊維が挙げられます。これは腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすことで腸内環境を良くしたり、体に害のある物質を排除しやすくして便秘を解消するなどの効果が期待できる成分です。

しかし青汁を摂り過ぎた場合は食物繊維の効果が出過ぎてしまい、下痢を引き起こす可能性が考えられます。青汁を飲んでお腹を壊したことがあるという方は、おそらく飲みすぎてしまったことが原因だと考えられます。
メモ
本来なら腸内環境を整えて健康に役立つはずの青汁が、体の不調の原因になることもあるので気をつける必要があります。

また、青汁の効果は薬のようにすぐに出る訳ではないので、早い段階で効き目を確認しにくいと感じても、焦ってたくさんの量を摂り過ぎないようにすることも大切です。

ミネラル欠乏症を起こす危険性も

青汁には体に必要なミネラルがたくさん入っています。そのミネラルとして、骨や歯を作り脳や心臓の働きにも影響を及ぼすカルシウムや、血圧を下げたりナトリウムを排出するなどの役割を持つカリウムなどが挙げられます。

ここがポイント!
不足しがちなこれらの重要な栄養素を、青汁を飲むことで効率的に摂れるというのは青汁の魅力の1つです。

しかし青汁を飲み過ぎた場合、食物繊維の持つ排出作用が効きすぎて有害物質だけでなくミネラルまで排出してしまい、その結果ミネラル欠乏症が生じる危険性が出てきます。

そしてミネラルの中ではカルシウムが欠乏すると骨粗しょう症になったり、カリウムでは疲労感が出たり鉄分の場合は貧血になったりするので、注意が必要です。

ビタミンも摂りすぎると健康障害を引き起こす

青汁にはミネラルと同時にビタミンも含まれていて、これも適切な量を摂る場合は様々な健康効果があります。

  • 免疫力を高めたり
  • 抗酸化作用が促進されたり
  • 美肌になるなど

一般的に上記のような効果が期待できます。もし日常生活でビタミンが不足していると考えられる場合は、積極的に摂りたい成分だと言えます。ただビタミンの場合も摂り過ぎると副作用が生じる可能性が出てきます。

ビタミンにはビタミンCのような水溶性ビタミンと、ビタミンA、D、E、Kのような脂溶性ビタミンの2種類があります。水溶性の場合は多量に摂取しても尿で排出することが可能ですが、脂溶性の場合は体内に蓄積されることになります。

下記のような辛い症状が出やすくなります。体に良いからといって、なんでもたくさん摂ることはよくないのです。

脂溶性のビタミンを摂り過ぎた場合
  • 頭痛
  • 皮膚炎
  • 下痢

なお、青汁の場合には飲むだけではビタミンの過剰摂取になる可能性は低いと言えますが、その他にサプリなどを飲む場合だとビタミンをたくさん摂ることになるので、よく考えて飲んだ方が良いでしょう。

メモ
青汁以外の健康食品を摂取している場合は、とくに注意して配合されている成分をチェックしておいてください。

カリウムは吐き気を起こす危険性がある

カリウムは体に良いミネラルの一種で、大切な働きをたくさん持っています。そして主に下記のような作用を及ぼします。

  • 余分なナトリウムを排出したり
  • 筋肉の動きをスムーズにしたり
  • 神経の働きを保つなど

しかし過剰に摂取した場合は高カリウム血症になる可能性が生じ、この場合は吐き気や脱力感などの症状の他に、突然の心停止などの危険な症状が起きる可能性があります。このような緊急の場合には血液透析などの治療が必要になってきます。

また、緊急でない場合でも薬物による治療や、食事療法などを行う必要が出てくるので、カリウムの過剰摂取には特に注意することをお勧めします。

腎機能の低下や薬の服用などが原因になることがあり、特に腎臓の機能が低下しているときはカリウムの排出ができにくくなっているので、そのような状態にある場合は気をつけた方が良いでしょう。

痛いことで有名な尿管結石の原因にもなる

尿管結石は非常に辛い痛みを伴い、嘔吐や血尿などの症状が出ることもあり、その上に再発の可能性もある大変怖い病気です。

この病気の原因の1つとしては、野菜の摂取量が少ないことが挙げられ、そのために青汁を適切な量で摂る場合には尿管結石の予防になると考えられます。しかし摂り過ぎた場合には逆効果の危険性があります。

野菜の中でもほうれん草やタケノコなどには「シュウ酸」と言われる成分が多く含まれていますが、これを過剰に摂ることで尿管結石を引き起こす可能性が出てくると言われています。

メモ
シュウ酸を含む野菜を使った青汁を飲む場合には、特に過剰にならないように気をつける必要があると考えられます。
シュウ酸の場合は牛乳などのカルシウムと共に摂取すると吸収されにくくなるので、シュウ酸入りの青汁の場合には、適量であっても牛乳で割って飲んだり、ヨーグルトなどと一緒に摂るようにするとより安心できるでしょう。

一緒に摂る飲み物によっては効果を穏やかにしたり、さらなる効能を期待できるので、青汁は水だけでなく様々な食品と混ぜて摂取することをおすすめします。

免疫を上げるはずが逆に下げてしまう結果に

青汁にはビタミンCなどの免疫力を上げる成分が含まれているので、使用量を守って飲む場合には免疫力を向上させることが期待できます。

しかし青汁を多量に摂取しすぎた場合は、バランスよく吸収することが望ましい栄養素の均衡が崩れることになります。体全体の健康が損なわれて、免疫力が下がってしまう可能性が出てくるのです。

特に青汁に含まれている食物繊維は、適切な量を摂れば腸内の善玉菌を増やすことで腸内環境を整えることになります。腸には多くの免疫細胞が存在するので、これによって免疫細胞の働きも促進することになります。

しかし青汁の撮り過ぎで食物繊維を過剰摂取してしまうと、下痢などが生じて腸内環境が悪くなることになるので、逆に免疫力にマイナスであると考えられます。

青汁によって摂りすぎたときの症状は変わってくる

青汁といってもいろいろな種類のものがあり、摂りすぎた場合の症状はそれぞれの商品タイプによって変わってきます。

一般的に販売されている青汁の主成分は大麦若葉やケール、明日葉に桑の葉があります。さらにこれらにフルーツが配合されていたり、酵素が含まれていたり、様々な栄養素がメーカーごとに工夫されて組み込まれています。

できれば青汁を購入する前は配合されている野菜に関してよく調べておいて、それぞれの成分を比較した上で、過剰摂取した場合の症状に関してもどんなものがあるかを知っておいてください。

メモ
さらに国産のものだけで作られているメーカーがあれば、外国産の野菜が配合されている場合もあります。そういった違いもチェックして選ぶとよいでしょう。

購入前に味や成分についてしっかり理解したいなら、サンプル商品やお試しを配布していることがありますので、それらのサービスを体験してみることをおすすめします。

葉酸が配合されている青汁を飲む場合

葉酸が含まれている青汁は多いですが、カフェインや乳酸菌などは含まれているものといないものがあります。特に他の葉酸ではあまり入っていないような成分の場合には、それに関して基本的な知識を得るようにすることをお勧めします。

メモ
赤ちゃんの体を形成するための重要な作用が葉酸にはあるので、妊活中の女性は積極的に摂りたい成分となっています。

健康な赤ちゃんを産むために必須の栄養が葉酸なのです。近年では葉酸サプリなどが有名になっていますが、青汁にも葉酸が配合されている商品が多く販売されています。

しかし葉酸も摂りすぎると、吐き気やむくみなどの症状が起こることがあります。一般的な青汁を飲みすぎても体調不良になることはほとんどありませんが、一緒に葉酸のサプリメントなどを摂取している場合だと注意した方がいいでしょう。

また、どんな青汁であっても摂り過ぎが良い訳ではなく、使用量や注意点を守ることは大切なので、その点も常に考えておくことが大切です。

カフェインが含まれている青汁は特に注意

カフェインの入った飲料はコーヒーや紅茶など人気がありますが、これを大量に摂り過ぎることは危険性が高いと言えます。そして青汁の中で抹茶や緑茶などが入っている場合には、カフェインが含まれることになるので注意が必要です。

カフェインを摂り過ぎた場合は胃痛、吐き気、不眠などの症状が出やすくなりますが、これを放置して重症になった場合にはパニック発作やうつの症状などを引き起こすことがあります。

また、妊娠中の場合にはカフェインが胎児の発育を阻害する可能性があり、妊婦はできるだけカフェインを摂らないようにすることが大切だと言われています。

メモ
妊婦や小さな子供さんが青汁を飲む場合には、カフェインの有無に特に注意することが必要になってきます。

基本的には1日1~2杯が目安

最近の青汁は苦みもあまりなく、飲みやすくておいしいものも多くなっています。これが体に良いということでつい1日に何杯も飲んでしまう可能性も出てきます。しかし青汁は水や緑茶などの普通の飲料とは違うので、その点はよく考えた方が良いでしょう。

ここがポイント!
基本的には1日に飲む量は1杯~2杯ということになっています。そして、飲んだり飲まなかったりするのではなく、毎日規則正しく続けることが大切です。

また、青汁は健康食品なので、実際にその効果が出るのが薬よりも時間がかかるということを考えてください。続けて飲むようにすると同時に、用量を守り、少しでも副作用のような症状が出た場合は病院を受診するようにすることをお勧めします。

しかし副作用が出ることもありますが、それは飲みすぎてしまった場合のことです。あまり心配することなく、用法を守って飲む分には問題はありません。